WordPressを実際に導入する際は、手順に沿って必要な作業を進めていきましょう。まず事前準備としては、ドメインの取得とレンタルサーバーを借りておくことです。
ドメインはレジストラ(ドメイン管理事業者)を通じて取得することになりますが、必ずしも使いたいドメインが選べるわけではないので注意しておきましょう。ドメインはWebにおける住所のようなもので、世界中で1つしか利用できません。
そのため、他人が利用していると取得できないので、早めに申込みを行うことが大切です。レジストラの中にはサーバー管理も一緒に行ってくれるところがあり、一括で任せれば費用を抑えられます。
ただ、レンタルサーバーによってはWordPressに対応していないものもあるため、事前によく確認をしておきましょう。また、サーバーにファイルの転送を行うためにはFTPクライアントが必要になるため、使用しているOSに応じてソフトをインストールしておきましょう。
サーバーにアップロードする
事前準備が済んだ段階で、WordPressの日本語ローカルサイトからダウンロードを行います。「WordPressをダウンロード」というボタンがあるのでクリックをして、ファイルを解凍した後に保存します。
次に、ダウンロードしたファイルをFTPクライアント経由で、サーバーにアップロードしてください。アップロードの方法は、サイトマネージャを開いて「新しいサイト」をクリックしてから、ホスト名・ユーザー名・パスワードを入力します。
サーバー側のウィンドウで「ディレクトリを作成」をクリックすると、作成した場所がWordPressのサイトアドレスとなります。それからWordPressのフォルダに収められているファイルをすべて選んで、アップロードを開始します。
WordPressをインストールする
サーバーへのアップロードが完了したら、ブラウザからアクセスをしてログインしてみましょう。メッセージが表示されたら、「設定ファイルを作成する」をクリックして、「さあ、始めましょう!」のボタンを押します。
データベース名・ユーザー名・パスワード・ホスト名をそれぞれ入力して、「インストール実行」をクリックしてください。そして、必要情報としてサイトのタイトル・ユーザー名・パスワード・メールアドレスが求められるので入力します。
入力が完了したら、画面の一番下にある「WordPressをインストール」をクリックすれば作業完了です。ログインをするとダッシュボードが表示されるので、記事投稿やプラグインの追加などさまざまな作業が行えるようになります。