新しく会社やお店を起業をしたばかりで、ホームページを作ろうかどうか迷っているという方は多いと思います。
スマートフォンの普及により、多くの人がインターネットから情報を得ている状況である今、会社やお店には必ずホームページが必要だという意見もありますが、業界によっては起業・創業時にホームページは必ずしも必要ではないこともあります。
ただし、まったく必要ないというわけはなくビジネスを伸ばすためには必須なものです。
目次
業界によっては起業・創業時にホームページ必要ない
なぜ、ホームページは必ずしも必要ないかというと、業界によってはホームページで成果を出すことが難しいことがあります。
例えば、飲食店や不動産、人材業界などは事業者の数が多く、大手の情報ポータブルが存在することにより、ホームページを公開してもすぐに効果を得ることが難しいといえます。
このような業界では、情報ポータブルサイトやSNSに力を入れた方が、集客効果が得られやすいことから、起業時にホームページが必ずしも必要ないですが、いずれは情報ポータブルサイトやSNSから自社のホームページへ誘導することも考えることがくるでしょう。
それ以外の多くの業界では、「起業・創業時にホームページの開設は重要」です。
起業・創業時にホームページが必要な理由
今や、多くの方がスマートフォンを所持しております。そのため、すぐにインターネットを活用できるので、インターネットにおける存在感はとても大きくなっています。
起業した後のホームページの役割は、自社や自店舗のビジネスをインターネット上でアピールするもので、会社や店舗、商品やサービスの存在を証明する名刺やパンフレットに近い役割といえます。
起業時にホームページが必要な理由をいくつか紹介します。
- 口座開設手続き等でホームページが必要になる
- 名刺やパンフレット代わりにホームページが必要になる
- 集客のためにホームページが必要になる
口座開設手続き等でホームページが必要になる
法人の口座を開設するとき、金融機関は業務内容を確認するための資料としてホームページを確認します。ホームページがなければ、パンフレットやチラシなどを代わりに提出する必要があります。
また、自分の資金だけで起業できた人は銀行からお金を借りる必要はなかったかもしれませんが、起業のために銀行から融資を得る際にも、会社のホームページの情報が必要です。
その他にも、社員に給料を振り込むするためには、銀行口座を開設する必要があるでしょう。
名刺やパンフレット代わりにホームページが必要になる
新規で会社、店舗間でのやり取りの際、取引先はインターネットで会社や店舗情報を検索します。ホームページを見るとどういった会社なのか、どういった方が代表なのか、基本的な情報がわかります。取引する際、事業内容などがよくわからない会社と取引したいと思う企業はないでしょう。
会社や店舗のホームページは名刺代わりとなり、会社や店舗のの信頼度に多大な影響を与えます。
営業を始めることになった場合、自分の会社名や従業員数、提供している商品などを知ってもらうために名刺やパンフレットを作ることになるでしょう。
集客のためにホームページが必要になる
現在、消費者や企業は情報収集の手段としてインターネットを利用します。顧客を獲得するためにホームページが欲しいという会社や店舗がほとんどです。
しかし、ただホームページを作成するだけでは、十分な集客効果は得られないことが多いです。ホームページの内容や情報がしっかりとしていれば、集客効果やイメージアップにつながるのです。
例えば、サービス業のホームページで考えてみましょう。サービスのラインナップが充実し、サービスの内容や情報がしっかりと記載されていれば、ほかのホームページに目移りせず、同時にサービスの信頼度も高まるでしょう。
しかし、ホームページにアクセスしたものの、掲載されているサービスの情報が少ない、口コミがほとんどないといった状態であれば、消費者は不安な気持ちになります。
集客は企業を長く存続させるうえで大事な要素です。顧客獲得や顧客満足度を高めるために、ホームページはとても大きな役割を果たします。
起業・創業時にホームページを作成する方法
会社や店舗を起業する時にホームページが必要だと感じた場合は、以下の方法でホームページを作成することができます。
自分がどのようなホームページを作成したいのかイメージしながら、ホームページの作成方法を検討してみましょう。
- 自分でホームページを作成
- ホームページ制作会社に依頼
自分でホームページを作成する方法
無料のホームページ作成ツールで作成する
無料のホームページ作成ツールは、Wix(ウィックス)やJimdo(ジンドゥー)などがあり、あらかじめ用意されたテンプレートを使って簡単に作成ができます。
しかし、完全無料で作成しようと思うと、独自ドメインが使えないため、ホームページとしては信頼性が低くなってしまう恐れがあります。
ホームページソフトで作成する
ホームページ作成用のソフトは昨今多く出回っており、初心者でもホームページを作りやすい仕様になっています。
ホームページ・ビルダーやドリームウィーバーなどのソフトが有名で、いずれもパソコンにインストールする仕様です。
HTML等の知識がなくても、テキストや画像を組み合わせるだけでホームページが作成できるため、初心者向けと言えるでしょう。
ソフトの使い方さえ覚えてしまえば、初心者でも自由度の高いホームページが作成できますが、サーバーやドメインは自分で契約する必要があります。
CMSを使って作成する
CMSとは、Webでホームページ等を作成する際に利用されるシステムの総称です。
有名どころとしてWordpressがよく使われています。CMSを使えばHTMLなどの記述をせずともホームページの作成が可能です。
しかし、ドメインやサーバーも自分で準備する必要があり、ツールに慣れるまでは時間もかかるでしょう。
HTMLを記述して作成する
最後は上級者向けになってしまいますが、HTMLを自分で記述して作成する方法です。
プロのホームページ制作者は、HTMLを使って多種多様なホームページを生み出しています。
ゼロから自分で作り上げるため、仕様もデザインも思いのままですが、専門的な知識とスキルが必要です。
HTMLを一から勉強してホームページを作り上げるには多くの時間を費やすため、初心者にとってはかなりハードルが高い方法でしょう。
ホームページ制作会社に依頼する
ホームページ制作会社に依頼する方法は3つあります。
- 取引先の企業、または社内の伝手で依頼
- インターネットで評判が良い会社へ依頼
- クラウドソージング経由のフリーランスへ依頼
オーソドックスなスタイルは、「インターネットで評判が良い会社へ依頼」です。最近は対面よりZOOMを用いて会議をするため、以前より気軽かつ簡単に依頼できるようになりました。
他にも伝手、クラウドソージング経由のフリーランスも供給があるので探してみましょう。
自分でホームページを制作するメリット
自分でホームページを制作するメリットは以下の3つです。
- 作成費用をを安く抑えられる
- SEO・WEBマーケティング知識が身に付く
- デザインの更新・変更が自由
作成費用をを安く抑えられる
ホームページ制作会社へ依頼すると、大体数十万円~数百万円の制作コストがかかってしまいます。自分で作成することによってそのコストが抑えられます。
SEO・WEBマーケティング知識が身に付く
ホームページを作成する際には、ドメイン・サーバーの取得や、ホームページ上の集客をするためのSEO対策、競合他社の研究など様々な知識が身に付きます。これらの知識はホームページ制作のみならず他のWebマーケティングにも活用できるでしょう。
自分ですぐにホームページを変更・更新できる
ホームページ制作会社によっては更新する際に追加で費用がかかったり、更新内容を伝えるために時間がかかってしまいます。その点、自分でホームページを作成していると、変更・更新したいと思ったタイミングで自由にサイトを操作できます。
自分でホームページを制作するデメリット
- ホームページの作成に時間が取られる
- デザインにこだわれない
- SEOなどのホームページ特有の集客方法の習得
- トラブル・不具合の対応は自分で行う
ホームページの作成に時間が取られる
今は便利なホームページ制作用のツールやソフトがあるとはいえ、その操作に慣れるまでは時間がかかります。
またデザインやページ構成などを考えるのにも、慣れていなければ時間が必要でしょう。
個人経営や小規模な会社であれば、Web担当者がいないことがほとんどです。
本業のかたわらでホームページを作成しなければいけないため、時間の使い方を考える必要があるでしょう。
デザインにこだわれない
ホームページ制作会社が作ったサイトと自作サイトを比較したときに1番違いが見られるのはデザインなのではないでしょうか?
デザインの知識・技術がない方が作ると、どうしてもホームページも素人っぽい出来栄えになってしまいます。個人のホームページであれば別に問題はないのですが、企業としての信頼と安心を勝ち取るためには、やはり一定以上のクオリティは必要です。
オリジナリティのあるサイトを作りたい方にはホームページ制作会社へ依頼することが適しているでしょう。
SEOなどの集客方法の知識習得が必要
どんなに良いホームページを作っても、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンから訪問者を集められなければ意味はありませんから、ホームページを成功させたいならSEOの知識は必須です。
SEO対策にはキーワード選定や画像・文字サイズの最適化、被リンクの獲得などが挙げられます。ホームページを自作している場合これらを一挙に行おうとすると、非常に手間がかかってしまいます。
ホームページで集客をしたいのであれば、SEOやWebマーケティング、コピーライティングなどの知識が必要です。
トラブル・不具合の対応は自分で行う
自分で制作したホームページでは、トラブルや不具合も自分で対応しなければいけません。ホームページの運営や日々の業務に多大な悪影響を及ぼします。
ホームページ制作会社に依頼するメリット
ホームページの作成を丸投げできる
ホームページを自分で作ると、本業がおろそかになってしまう、なかなか時間が取れずホームページが完成しない、ということが起こります。
しかし、ホームページ制作会社に依頼すれば、作成自体は丸投げできます。
もちろん最初の打ち合わせに時間を割いていただくことは必要ですが、制作期間に入ればあとはできあがりを待つだけなので、その分本業に時間を充てることができます。
アイデアやデザインの要望に答えてくれる
「こんな機能をつけてほしい」「こんなデザインにしたい」など、自分では実装が難しいものでも、制作会社であればあなたのアイデアを形にすることができます。
ホームページは会社の顔であり、信頼されるものでなければいけません。
制作会社に依頼することによって、高クオリティで高機能なホームページを作ることが可能です。
クオリティの高いデザインを期待できる
ホームページを自分で作るのと、制作会社に依頼するのとでは、デザインのクオリティは大きく変わります。
自分でホームページを作るとなると、多くの場合はソフトやツールに入っているテンプレートを利用することになります。
テンプレートは便利ですが、差別化がしづらく唯一無二にはなりません。
制作会社ではプロのデザイナーがデザインしてホームページを作るため、あなたの要望とプロの意見を織り交ぜた唯一無二でクオリティの高いデザインのホームページができます。
WEB集客に関する知識がある
ホームページの本来の目的は「集客」です。
インターネット上で集客をするためには、WebマーケティングやSEO、モノを売る文章を書くためにはコピーライティングやセールスライティングの力も必要でしょう。
自分でホームページを作成すれば、カタチにはなるかもしれませんが、集客できるホームページには届かないかもしれません。
制作会社に依頼することで、SEOに強くモノが売れやすいホームページを作ることができます。
ホームページ制作会社に依頼するデメリット
コストがかかる
当然ですが、ホームページ制作を依頼するとコストがかかります。
自分で作成すれば、サーバー代やドメイン代、ソフト代など数万円で済む場合が多いですが、制作会社に依頼すると一般的には30万円~100万円程度かかります。
ページ数や実装する機能にもよりますが、ある程度集客に強いホームページを作るにはそれなりの予算が必要です。
しかし、ここでコストをかけておくことで結果的に集客力が向上し、売り上げに寄与してくれる確率も高まります
ホームページの更新が自分でできない場合がある
ホームページを一からHTMLで構築している、もしくは独自のシステムを使って作成している制作会社の場合、ホームページの更新をするたびに制作会社に依頼しなければいけません。
画像を変えたい、ここにバナーを追加したいなど簡単な更新作業であっても1週間程度かかることもあり、更新が気軽におこなえないことがデメリットになります。
制作会社に依頼する際にはCMSを採択しているかなど、制作後に自分で簡単に更新できるような仕組みになっているかも確認しておきましょう。
まとめ
起業・創業時にホームページは必要ない業界がある。
しかし、そのような業界でもビジネスを伸ばすためには必須なものである。
初心者や費用を抑えたい方は、自分でホームページを制作するかホームページ作成ソフトを利用するのがおすすめです。初期費用を気にしない方や法人企業で作る場合は「ホームページ制作会社に依頼しましょう。
まずはどのような方法でも良いので、今すぐ自分に出来ることからチャレンジしてみましょう!
何のためにホームページを作るのか、どれだけホームページ作成に時間とコストをかけられるのか、それによって選ぶ方法は変わってきます。
まずはホームページの目的を決め、それに合った方法を選択しましょう。
「どんなホームページにすればいいのか分からない」「集客できるホームページってどんなもの?」という疑問がある方は、初回相談は無料になっております。弊社へお気軽にお問い合わせください。